小さなコペンから、はみ出しそうなミシェール。


 昨夕、日が落ちて暑さが和らいだ頃、ミシェールを乗せてショッピングに出掛ける前の写真である。
 今朝7時の温度計は24℃。昨晩は寝室の窓を閉めて寝たが、何時も通り朝5時に目を覚ますと、しっかりとタオルケットを被っていた。
 夏の間、部屋履きのスニーカー(フローリングの家の中では腰掛ける生活なので、パタパタするスリッパーではなく軽くてソールの低いスニーカーを履いている)は汗ばむためスリッパに履き替えていたが、今朝からスニーカーにした。ルーズなスリッパと違って、足元がきゅーっと締まってフットワークも軽快、やっぱり具合がいい。
 暑苦しくて、なかなか本を読む気にならなかったが、やっと灯火親しむ頃となったか、昨晩は読み止しになっていた"The Autobiography of Malcolm X"を取り出した。偏見と過酷な黒人差別の中で、明るく積極的に生きるマルコム・Xの語り口は、読む人に悲惨さに対する同情や憐憫よりも勇気を与え、何か清々しい。