2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エロチシズムの極致のようなコクトーの詩です。

堀口大学訳の「コクトー詩集」に、こんな目の覚めるような詩があります。 「黒奴(くろんぼう)美人」 黒奴美人は半開きの戸棚です 中には濡れた珊瑚がしまってある 何と瑞々しい感性でしょう。ボクにこんな感性はなく、あるのは惨めたらしい助平爺の消え残…

朝7時の室内温度は18度C,年中で一番快適な頃でしょうか。

あちこちに残っていた晩生の田植えも終わり、田圃の辺りからエンジン音が聞こえなくなって山里に静寂が戻って来た。今朝7時の室内温度はと見れば18度C、空は抜けるように晴れ渡り、生きる喜びを感じさせるような法悦の時が、しじまに流れて行く。 時は春…

コスタリカのコーヒーと、アメリカ製のコーヒー・メーカーとが届いた。

ずっとグアテマラ・コーヒーだったが、同じ中米・コスタリカのコーヒーをオーダーしたところ、もう届いた。近頃のインターネットのクイック・レスポンスには驚く。午前中にオーダーすると、横浜から翌日の午後には福井の山の中に物が届く。 保存瓶に入れ換え…

「おじいちゃんの古時計」が回復し、メロディを奏で時を打ちます。

ボクの背の高さを優に超える「おじいちゃんの古時計(Grandfather clock)」が回復して、15分おきにメロディを奏で、時報時には時の数だけウエストミンスター寺院の鐘を鳴らしてくれるようになった。 リビングルームの左翼はこんな具合。 ワイドに見ればこん…

アンティーク風のアンダー・リムのメガネを買った。

ボクは1年に1回ぐらいメガネを新調する。少しキザかなと思いながら、リムがレンズの下側にしかないアンダー・リムのメガネフレームを買って、昨日、遠近両用のレンズを入れてもらった。 フランス製で、クラシカルなインテリジェンスとユーモラスな感じがあ…

ミシェールは首を寝違えて、寝たり起き上がる時に悲鳴を上げる。

2,3年に一回ぐらい、首の長いミシェールは寝違える。一昨日の朝から、横になるとき立ち上がるときに悲鳴を上がるようになった。散歩には喜んでついて来るし、排便に異常はなく食欲も旺盛である。ただ殆ど首を上げ下げせず俯き加減に歩く。ビタミン剤をミ…

狂犬病の注射をしたミシェールは、何事もなかったように元気そのもの。

昨日、狂犬病の予防注射をしたミシェールは、毎年のことながら何事もなかったように元気にしている。 我が家に来て8年が過ぎたミシェールは、獣医さんの世話になったことは一度もなく、前にいたアフガン・ハウンドと比べて感心するほど頑健である。ボルゾイ…

「継続は力なり」の「力なり」と言う表現が、いいなぁ。

ボクが座右の銘にしている「継続は力なり」を、英語でどう言うのか検索してみた。 A practice makes perfect. Constant dropping wears away the stone. Little and often fills the purse. 「うーん、こうなるか」。 どれもこれも散文的で何となく即物的で…

昨日は雲一点ない五月晴れ、気温は25度。

あまりの好天気に誘われて、いつものミシェールとの散歩の距離を伸ばし、クロスバイクで20キロ近く走って陽に焼け、流石に今日は「お疲れ気味」。 5月19日は三国の宵祭り、今年は何があっても出掛けるつもり。 「高見順を知ってますか?」「荒磯(あり…

東京在住の同級生が、同級生の一人が亡くなったと知らせてくれた。

昨日「あいつが亡くなったよ」と言う電話をもらった。 三国時代の同級生で、東京に出ていた何人かの内の一人が亡くなった。久し振りの電話で喜んだが悲しい知らせだった。一人減り二人減り、櫛の歯が欠けるように逝ってしまうな。今年の夏には2年毎の同窓会…

欧米でも墓碑銘を刻むことが少なくなったそうな。

リルケの詩に中に、スイスのラロンにあるリルケの墓標に刻まれた「墓碑銘」を見た。 Rose,oh reiner Widerspruch,Lust, Niemandes Schlaf zu sein unter soviel Lidern. 遥か忘却の彼方にあるドイツ語を叩き起こしながら、訳してみたが。 「バラよ、清らかな…

身の丈2mを超える、我が家のgrandfather clockが不調です。

昨年3月以来、我がリビングルームで15分おきにメロディを奏で、1時間おきにウエストミンスター寺院の鐘を鳴らし続けた、ボクの背丈より50cmは高いgrandfather clock(「ホールクロック」とも言う)が、3本ある錘のワイヤーのうち1本が巻き上げられな…