2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
夜明け頃から春をもたらす雨でしょうか止む気配もない。朝の一連の営みを終えて「こんな日にゃシベリウスだな」と、お粗末な音楽ライブラリーからシベリウスの組み物を取り出す。レコード棚の上にある「木彫りの人形」はスペインで買った。ワインケースにな…
ミシェールは朝早くからデッキに出て、日が当たるところに座っているが矢張り寒そう。 メイサートンは『82歳の日記』の中で、自らの日記を「カイロス」と呼びたいと言っている。 クロノス時間は、過去から未来へ一定速度で一定の方向に流れるが、カイロス…
春日が続き、日当たりのいいガレージの上の積雪はげっそりと身を細め、大屋根から滑り落ちて山となっていた雪が庇から離れて、部屋の中が少しは明るくなった。 犬歯の「差し歯」が抜けて修復してもらったところ、口の中のものが少しでも触れると痛い。そのう…
ミシェールは岐阜の多治見から1才になった春に我が家に来て、早いもので間もなく5年になる。取り戻すことの出来ない5年と言う時間を、ボクと過ごして幸せだったのだろうか。 先程、ゆるりとトイレに腰掛けて『アラン:定義集』を読んで、同時に二つと存在…
今日も3月下旬の気温だとか。予報では明日も晴れマークがついている。このまんま春になるならいいが。 PCの壁紙に貼り付けてあるミシェールを見て、大抵の訪問客は「わおっ」と声を上げる。 車で10分ほどのパン屋さんで、午後4時になるとフランス・パン…
南向きのリビング・ルームの北の隅まで陽が差し込んで、午後1時の室内は13度。 エアコンを消して、デッキで"J.J.Rousseau: Confessions"を読んでいると、ミシェールも出て来てボクの傍で長々となっている。2月21日の昼下がり、3月中旬の陽気で嬉しい…
透明に晴れ渡った今朝の空を見てると、何故かMJQを聴きたくなり、写真の"The Last Concert" を聴きながらブログしようと思っていたが、好きな曲は直ぐ終わってしまい、あっと言う間にレコードはひっくり返えさねばならないので、2枚組み全部を聴き終えてか…
今年になって昨日のように雲一つない快晴は初めてのこと。このチャンスを逃すまいと、ミシェールをシャンプーし、暮れ以来となる念入りな掃除をして疲労困憊でよれよれだが、ミシェールは輝くように奇麗になり、そこいらに散逸していた物が片付いて、こう言…
プラッソンが指揮しトゥルーズ管が演奏する、マニャールの3枚組のCDを聴いた。いずれも初めて聴く曲ばかりだが、知名度が低いのが信じられない位、穏やかな楽想が心にズンと来る。 一次大戦勃発の年、別荘に侵入して来たドイツ兵と交戦して、火をつけられ焼…
今朝トイレで腰掛けながら、アランが「幸福論」の中ほどで、そう言っているのを見た。 此の間、TVで「トイレで新聞や本を読んでは痔に良くない」と言っていたが、イボ痔と10年来のお付き合いをしているボクには、そんなこと「糞っ喰らえ!」である。 アラ…
屋根から滑り落ちた雪が、大地と連なって消えそうにもない。陽が差すと庇から水滴が滴り落ちるが、また解けて流れた分の雪が降り積もって、屋根雪は肩をいからせて存在し続ける。 昨晩のTV番組で、『咀嚼する』ことがエージングを遅らせ、更に既に失われた機…
通りかかった知り合いの人が、1m50cmを超えるガレージの屋根雪を見て、「落雪して首の骨でも折ったら大変。少し除雪して上げましょう」と、家に出入りする側の屋根雪を取り除いて下さった。 勾配のある路の上に梯子をかけて屋根に上ることなど、とても…
TVでルノアールの特集を見て、ショーソンの交響曲を取り出した。プラッソンが指揮するトゥルーズの演奏で、メロディアスなショーソンはプラッソンには薬籠中のものだろうな。 写真のルノアールは、40年も前に買ったレコードのジャケットに(当時はコロンビ…
デッキの外側の積雪がデッキのフェンスを遥か超えてしまって、デッキに積もった雪をフェンスの外へ排除することが出来ない。 5年前の大雪を凌駕する豪雪で、今庄近辺の北陸自動車道や国道8号線では車が立ち往生し、JRもあちこちで動かなくなって、福井地方…