Alberic Magnard(アルベリック・マニャール<1865ー1914>)を初めて聴いた。いい、とてもいい。

プラッソンが指揮しトゥルーズ管が演奏する、マニャールの3枚組のCDを聴いた。いずれも初めて聴く曲ばかりだが、知名度が低いのが信じられない位、穏やかな楽想が心にズンと来る。
 
 一次大戦勃発の年、別荘に侵入して来たドイツ兵と交戦して、火をつけられ焼け死ぬと言う非業の最期を遂げている。世の批評家や音楽愛好家から受け入れられることもなく、やがて聴覚をなくして世間から没交渉の中で作曲に専念したマニャール。
 彼の『伝記』を読みたいものとアマゾンで検索したが、フランス語とドイツ語のものしかない。フランス語は駄目、ドイツ語は字引と首っ丈になるし、諦めた。
 『室内楽』をと検索してみると、「室内樂と歌曲」の3枚物がドイツにある。2週間ほどで届くと言うので、只今オーダーしたところである。
 隠れた名品がまだまだあるな。長生きしなきゃ、死んでたまるか!