ハイドンはお好きですか。


 サガンではないが『ハイドンはお好きですか』。
 雨の朝、「ハイドン弦楽四重奏曲OP76−3」のレコードを聴いている。アマデウス弦楽四重奏団の大分前の録音だと思うが、のびのびとしたナイーヴなハイドンが、宮廷の小広間で聞いているように優雅に鳴り響いて、コーヒーカップを前に大層いい気分でいる。
 今日から10月の連休だが、不意に誰か訪ねてくれないだろうか。暫く音信不通になっている学友に手紙を書いてみるか。人恋しい秋です。