デュプレとブルマンの薫が流れ、極上のヒトトキです。

 午前7時、温度は25℃。朝の一連の行事が済んで、ブルーマウンテンを淹れ、デュプレの『ハイドン:チェロ協奏曲』が流れる、ボクには極上のヒトトキである。
 9時を過ぎても未だ朝の冷気が残っていて、10時も廻れば暑くなるのだろうが、秋は確実に標高100mほどの山里にも来ている。
 「アラビアン。ナイト」の英訳本が届いた。ペーパー・ブックだが900ページを超えるものが2,000円もしないので、「随分安いものだな」と思っていたが、小さな活字がぎっしり詰まって、ベットサイドにある遠近両用メガネは間尺に会わない。「こういうものは、ケッチってはいけないな」と、今更ながら自戒している。