チャイコフスキーの「弦楽四重奏曲」を聴きますか。

チャイコフスキーと言えば、バレー音楽やピアノ協奏曲を聴いたことがあっても、大方の人は「えっ?チャイコフスキー弦楽四重奏曲があるの」と言うかもしれない。チャイコフスキーには4曲の弦楽四重奏曲があって、そのうち「3番(作品100)」はベートーヴェン晩年の傑作にも匹敵する素晴らしい曲だと思う。
 「弦楽四重奏曲の名曲を10曲選べ」と言われれば、この曲を加えることに、ボクは躊躇しない。深い憂愁に包まれ、カルテットを超えるスケール感が、更に緊張感を高める名曲である。ボロデン四重奏団のアンサンブルが、この曲には相応しい。朝から4曲を通して聴いて、もう一度この曲だけを繰り返して聴いた。
 写真の装置とは30年来のお付き合いである。マッキントッシュのアンプを真空管アンプと取り替えたいと考えているが、恐らく手放せないで2台を併用することだろうな。