ミシェールは体高78cm・体重50kgの巨漢ですが、ドッグフードは400gだけ。


ボルゾイは「夏に弱い」と言われるが、うちのミシェールに限って言えば、「ボルゾイはロシヤ原産の長毛だから、日本の夏には弱い筈」と言う、単なる思い込みじゃないかな。  
 人間だって気分のよくない日もあれば、食慾のない日もある。犬が少しでも食べないと、もう大変。あれやこれや手を変え品を変え何とか食べさせようと四苦八苦する。犬は過保護に舞い上がって、毎日の献立に変化がないと食べなくなる。
 ミシェールは1才2ヶ月、今と殆ど変わらぬ体躯になって、我が家に養子(?)に来た。
 その時以来、格安のドッグフードを、朝晩2回・200gずつ合計400g与えるだけ。
 全身フサフサの被毛で蔽われているため、痩せているとは見えないのかも知れないが、人から「痩せてますね」と言われたことはないし、他のボルゾイと比較しても痩せてるなと感じたことはない。3日毎にブラッシングする際、インセンティヴとして薄いササミを2枚やる以外に、何も食べさせない。
 食卓から物を与えたことがないので、そこいらのダメ犬のように食卓の周りをキャンキャンとうろついたりしない。あらん限りの愛情を注いでいるつもりだが、躾だけは厳しくした。  ただ食べ物を目の前に置いて、「おわずけ!」と命令する残酷なことだけはしたことない。だからミシェールは「おわずけ!」と言う哀れなゲイを知らない。