「10年後の自分へのメッセージ」(1)

 
 亀山の麓にある駐車場から見る、「時鐘」と「無料休憩所」と山頂に佇む「天守閣」。師走になって5日が経つと言うのに、信じられない温暖な日が続き、昨日は大野の街中を散策してあちこち写真を撮った。
 
「10年後の自分へのメッセージ」を書いてみたらどうだと言われて、穏やかな師走の陽気に誘われ、その気になっている。
 これから先、10年も長生きするかも知れない自分に言い聞かせるなんて、妙に照れくさいもんだが、月並みだが「元気でおれよ」とだけは言いたい。
 ボクは毎日4キロをミシェールと一緒に40分で歩くが、10年先でもそうかと言う自信はない。ただ惨めたらしくトボトボと、腰を屈めて歩く己が姿だけは想像したくないよ。
 人間はな、年を取れば体力が衰えるいくのはどうしようもないことと、十分過ぎるほど分かっているし、記憶力とか判断力とか言う知力においても、年と共に減退していくのを日々知覚させられて情けないよ。
 10年後には87才になるボクの「老い」は、今頃はハイカラに「エージング」と言うが、さらに加速度的に進んでいるだろう。これはもう10年前と今の自分とを比べれば一目瞭然。