メシアンとシャガールとマルローと。

 時雨が止んで、室内14℃もあって暖かくエアコンを切った。
 昨日、大野の図書館で「シャガールの画集」を借りた。


 
 シャガールの限りなく広がる自由さと、色彩の見事さに魅せられて、フランスにいた頃はパリーのオペラ座の天井絵を何度か見に行った。我がリビング・ルームの丸太の壁にも、シャガールがぶら下がっていて、いつもシャガールクリムト、ポールクレー、ルオーの世界が目の前に広がっている。
 「シャガールの画集」に、アンドレ・マルローの「沈黙の声」が幾度となく引用されているが、ボクは「侮辱の時代」などの小説を読んだだけで、美術評論を知らない。
 インターネットで検索すると邦訳されたものがない。フランス語は最早忘却の彼方にあり、英訳本をオーダーしょうか。
 数日前から、メシアンを集中して聴いている。今、「鳥のカタログ」が聞こえ、シャガールの画集がページを開け、マルローに思いを馳せていて、ボクはここ暫く「フランス漬け」になっているな。