年が改まったが、感慨とてなく時間だけが過ぎていく。

 ルオーの"Sunset","Nocturne"と題されているボクの好きな絵。名状し難い寂寥感がいい。
 
 

 ボクには何の意味もなく感慨もなく、2011年になった。
 過ぎ去った2010年は、キリスト教徒からイスラム教徒に改宗したボクには記念すべき年だったが、生活が大きく変わったこともなく、悠久の時の中で、ボクに与えられたこの世の僅かな時間が、通り過ぎて行っただけのこと。紅白だの正月だのと馬鹿馬鹿しい。
 今年も神・アッラーに帰依して、静かに余生を生きていたい。
 大晦日の昨晩、カラヤンの「ベートーヴェン:9番」を聴いた後で、普段あまり観ないTVをつけると、名前は知らないが若いカルテットが「ブラームス:ピアノ四重奏曲3番」を演奏していた。躍動感に溢れるブラームスで感心して聴いた。ブラームスの新しい一面を見た思いがした。
 鳥取では大雪で、国道9号線で車600台余りが立往生しているとか。気の毒なこと。
 福井地方は60cm程度の積雪で、大雪の予報ほどではない。