『1月2日・BS-1・PM8:00、「歴史学者J・ダワーが語る」』を、ご覧になった方はいます?

 昨日は陽が差して暖かく、デッキの周りに取り付けていたイルミネーションを片付けたが、スノーマンだけはワゴンに乗って「寝ずの番」をしている。

 

 昨晩のBS-1『歴史学者J.ダワーが語る』は、正月早々とても良かった。いいものを見た。
 テーマは『アメリカ、テロとの戦い』。こんな番組を見ると「NHKは有料でもいいな」と思ってしまう。それほどボクには大きなインパクトだった。
 いろんな立場の違う論客に、9.11以来、アメリカ人がイスラームをどのように考えているのか、それをアメリカにいるイスラームはどのように受け止めているのか、と問いかける森さんの切り込みも鋭かった。
 イスラームであるボクに「あのことの後で、キミは何をなすべきか考えたか」と問われれば、「ボクはこうする」と胸を張って応えられるか?
 「テロと如何に向き合うか」、アメリカは軍事力で対抗することを選択したが、本当にあれでよかったのか?他にとるべきことはなかったのか?
 イッチョ前のことを言っているが、ボクは単なる傍観者でしかなかった。今なお茫然自失、そこに立ち尽くしているだけじゃないか。
 番組の後半には、イスラームと中東問題の新進気鋭の学者で、精力的に発言し続けるリザ・アスランが登場し、力強く「互いに理解し合えば、平和は必ず訪れる」と語ったが、ボクは彼の著作を、もう一度読み返さなければならんな。ボクはこの若造の後ろをトボトボとついて行くだけかァ。