ミシェールが立ち上がったり寝返りをする時に、悲鳴を上げなくなった。良かったァ!

 ミシェールの様子が大分良くなった。昨晩は一度も悲鳴を上げず、今朝は立ち上がるとき僅かに声(悲鳴ではない)を出したが、悲痛な声ではない。完全ではないが快方に向かっていると確信した。
 いつもの散歩のコースを一緒に歩くが、足元が大分しっかりして来たし、排便にも異状なく食欲も変わらない。今日一日の具合を見て、暖かそうな明日シャンプーしてやりましょう。
 ミシェールの容態に一喜一憂するなんて初めてのこと。もうボクラは一心同体なんだな。
 「17世紀のイギリス・バロック音楽」とタイトルされたCDを聴く。ヘンリー・パーセルや作者不詳の、レコーダーとハープシコードのための曲を集めたCDである。聴き進むほどに引き込まれ同じCDを繰り返して聴く。
 バロックを聴くのは、久し振り。今日は「バロック尽くし」にしますかな。
 ルソーは俗塵を避け孤独に生きようと、スイスのピエール湖の真ん中にある小さなサン・ピエール島に住むが、僅か2ヶ月でまたそこを追われている。そこでの思い出を書いた『孤独な散歩者の夢想』の「第5の散歩」は、思想的にも文学的にも名文の誉れが高いが、バロックを聴きながら読み、今はそれを中断してブログを書いている。

 ルソーがズンズンとボクの中に入ってくる。ココを読み終えてしまうのが惜しい気がして、何度も中断しては読んでいる。