「維新の会」だの「石原新党」だの、何だかキナ臭くて危っかしい。

 三日ばかり雪のない日が続いてホッとしていたら、今日はボタン雪が向うが見えないくらい降っている。明日も大雪だろうと言う。雪にはウンザリ。
 橋下某の「維新の会」が、何やらエライ人気らしい。
 政権が交代して日本は少しは良くなるだろう、という期待が見事に裏切られて、国中に閉塞感が漂っている最中に、勇ましくて聞くに心地よい日本語がポンポン飛び出す橋下某に、節操なく群がる群衆を見ていると、ボクには1930年初頭のナチの台頭にドイツ国民が舞い上がった様子とダブって見える。
 「維新」とか「船中八策」とか言う彼等の口から、やがて「万世一系天皇が統治する神の国ニッポン」だの「宮城遥拝」だの、「富国強兵」「徴兵制復活」と言う、おぞましいボキャブラリーが聞こえて来やしないか。
 タウの立った石原慎太郎が、自らを救世主になったように言うが、末世には、こんな連中が跋扈するものである。よさそうな言質に騙されまいぞ。