4月7日に雪が舞うが、庭の遅咲きの梅が蕾を膨らませている。

 朝起きて気が付いたが、雪吊りを外した庭木に着雪している。「重たかろう」と竹竿で雪を払っていて、五本ある山茶花いずれにも赤い花が咲いているのに気が付いた。 
 3,4日前には真ん中の1本だけに花を見ていたが、一番東の端の山茶花にもこんなに花が咲いている。
 
 寒さに震えながら梅の木を近くで見やると、ほんの少し蕾を膨らませているではないか。ボクと同じ遅咲きの梅だが、怠りなく花を咲かせる準備をしている。里のソメイヨシノが開花する頃に満開する、我が梅の木です。
 
 モジリヤーニの芸術家らしいエピソードを紹介しましょうか。
 デッサンを売ろうとしたら値切られたので、そのデッサンで尻を拭いたとか、その一方で気前よくデッサンをただで人にやったり、サインもしてやったが、金を出すからサインしてくれと頼まれると、絵の上いっぱいにサインを書いたとか。
 当たり前のことを言うようだがフランス人は矢張りフランス的だな。自由にして奔放、何物にもとらわれない、思いついたら真直ぐでマイウエイなのがいい。因習に囚われる日本人は、なかなかこうは行かない。
 フランス音楽の世界でも同じ。ドジュッシー・ラベル・サティやフォーレにも、天かける自由と大らかさがある。
 内田光子さんの「ドジュッシー:12のエチュード」でも、聴きまひょか。