春に狂乱して「ショパン・ピアノ全集」と「ポケット・ウォッチ」を買い求め、当分は飲まず食わずです。

 『ショパンの祖国ポーランドが、国の威信をかけて世に送り出した「ピアノ全集」である』と言う歌い文句に乗せられて、21枚組みの「ショパン:ピアノ作品集」が届き、今日は朝からショパン漬けになっている。
 いろんな演奏家が弾くショパンのピアノ集を持っているが、新進気鋭の若手演奏家が弾くショパンを、新しい録音で纏めて聴くのは初めてのこと。デジタル録音のせいでもあるだろうが、若いショパンが弾いた生演奏も、かくの如きものであったと思うほど新鮮で粒立ちが良く、ショパンを聴いてこんなに感激したのは久しく覚えがない。ボクの前に、また新しいショパンの世界が広がった。
 長く厳しい冬が終わり優しい春の訪れに浮かれてオーダーしたショパンだが、こうして聴いて、「貧しいボクには、少しモッタイナイかな」と思っていたが「よくぞ我が家に!」と、今は心から歓迎している。

1週間程前から暖かくて7分丈のT・シャツを着ているが、袖が短いもので手首の辺りが何となく淋しいから、両リストにパワー・ストーンのブレスレットを着けている。

このブレスレットを着けると腕時計が出来ない。外出する時は矢張り時計が必要なので、ポケット・ウォッチを買うことにした。親父がウオルサムの時計をしてことを覚えているが、インターネットで検索するとウオルサムは可なり高価。ボクに手が出るような代物ではない。
 日本では何故か「ポケット・ウォッチ」を「懐中時計」と言うが、ボクの感性に合った「ポケット・ウオッチならぬ懐中時計」が今朝届いた。
 
 ペンダントにブレスレットをして、ポケット・ウオッチを下げて出掛ける爺はこの辺にはいない。この辺の人間じゃないから、まァいいか!?
 今月は「CD」やら「懐中時計」に「電気シェーバー」まで買ったから、暫くは緊縮財政でなければなりませぬ。