雨です。明後日の目の手術のことを思うと、この雨が一層憂鬱です。

 昨日プールで、若い女性のインストラクターが
 「何だか元気がありませんね」
 と言うので
 「そう見えますか?ボクも未だ修行が足りないなァ。実は月曜日に白内障の手術をするので、今から気が重たいので すよ」
 「白内障の手術は直ぐに終わるそうで、心配されることは何もありませんよ」
と慰められた。ボクは生来、怖がり屋で意気地がない。
 メイ・サートンのことを書いたボクのブログから、東京在住の素敵な女性とメールを交換するようになって喜んでいます。輝かしいキャリアーをお持ちの方で、ボクはこれから色々な事を教えていただくでしょう。
 ボクらを結んでくれたメイ・サートンの「手紙」を読んでみたくなって取り出した。
 
 サートンは1995年7月、友人と、この「手紙集」の編者Susan Shermanに見取られて亡くなっているが、こんな風に紹介されている。
 "May Saton died 16 July 1995, attended by her friend and editor of this volume, Susan Sherman"
「数人の友人に囲まれて」ではなく、friend が単数になっているからには、見取った友人は「たった一人」だったことになる。「サートンらしい」と言うべきだろうか。
 亡くなった年の5月には、友人宛の手紙の冒頭に
「誕生日なんて要らないわ。だって83才なんて年を取り過ぎよ」
と書いている。
 "I did not want my birthday-83 is too old...."
 孤独の中で死と向き合ったサートンが吐き捨てた心情でしょう。