ゲーテは21才の時と、何と73才になってからも、18歳の少女に求愛している。
朝6時前、除雪車のエンジン音で目が覚めた、今冬初めてのこと。除雪車が集落に行って戻って来たのを確認してから、ミシェールと除雪したばかりの雪道を歩いてきた。
積雪は膝近くまであり、道路から勝手口までのエントランスとデッキの上を除雪したが、ハーハーと息が切れる。体力は年々駄目になって行くな。
ゲーテは二度、18才の少女に求愛しているそうな。最初は21才で、二度目は73才の時に一目惚れした少女に求婚したが、余りの年齢差に結婚は適わなかったとか。
その失恋の嘆きを「マリーエンバートの悲歌」で詠うゲーテです。
諦められない憧憬に
あちこちと彷徨う私には
慰めもなく
ただ果てしなく涙が流れるばかり
我が涙よ
湧き止むことなく流れ続けよ
それでも我が悩みを消せはしない
生と死がせめぎ合い
我が胸のうちは今すでに
狂おしく張り裂けんばかり(私訳)
73才の年老いたゲーテが、かくも激しい情熱を失くさず持ち続けているとは凄い!
ボクは79才にして、亡くなった妻の面影を求め、50代の女性に恋焦がれていると言っても、あまり白い目で見ないで下さい。、