盛りを過ぎたコスモスが朝露に濡れていた。

 今朝6時ミシェールを連れて、数日前コスモスが咲いていた路をカメラを下げて歩いて来た。少し盛りを過ぎたコスモスが、朝露に濡れて花をつけていた。
 

 
 
 写真を撮っていつもの帰り道に出ると、神社の直ぐ側の柿の木に黄色い実がなっている。熟すのは未だ先のことだろうが、カメラを下げているので気がついたのだろうな。
 
 
 

 コスモスが咲いて柿がなって、山里はすっかり秋の気配。家の近くまで来ると、セイタカアワダチソウが「ボクも此処にいるよ」と、ゆらゆらと手招きをしてる。
 世間では花粉症の元凶ではないかと嫌われたが全くの濡れ衣で、とかく嫌われもののセイタカアワダチソウ、よくよく見れば毒々しいと忌み嫌うこともない、鮮やかな黄色い花を咲かせているではないか。
 
 
 

 花屋さんにある花が花ではないな。路傍に目を留めれば、見向きもしなかった名の知らぬ花が優しく手招きをしてくれていることを、ボクは今の今まで気付かずにいた。ご免なさいよ。