2014年の三が日は、記憶に残るであろうと思うほど惨憺たるものだった。

 自覚してから1ヶ月を超える帯状疱疹の痛みが好転せず、「お節」も「お屠蘇」も不味くて喉を通らず、三が日は正月気分のしないままに通り過ぎて行った。更に禄でもないことには、昨日昼の散歩の後いつものようにリードを外してやると、ミシェールは呼んでも帰ろうとせず4kmほど先の国道端の部落に行ってしまった。疱疹の痛みを押さえながらそこいら辺をウロウロしていると、部落に巡回に来る顔馴染みの駐在さんがミシェールをよく知っていて、こちらに来る途中で見つけ取り押さえて下さった。
 毎年、年賀を年が明けてから書く(年が明けてもない暮れに、「謹賀新年」と挨拶することが、どうしてもボクには出来ない)ことにしているので、未だに年賀を欠礼している。申し訳ない。
 ただ有難いのは、例年になく雪が少なくて除雪の苦労を未だ知らない。出掛けるためにガレージの前を除雪したのも一度きりのことで大助かりである。ここ一週間の天気予報に雪のマークが見られないが、こんな結構なことは何時までも続かないな。やがてドカ雪が来るだろうが、それまでに痛みが消えないものか。明後日、2週間ぶりに皮膚科で診てもらう。坑ウイルス剤を一週間、帯状疱疹後神経痛のリリカ・カプセルを3週間服用しているが、ボクの痛みが好転しない病状を訊く問診と、疱疹痕を目で見るだけの診察とで、如何ほどのことが分かるのか。残念だがボクは医師を信頼するしかない。