「大関になったら、『大和魂』を貫きます」と言ったのか?バカ言うな!

 「『大和魂』を貫きます」と言った新大関がいるのか!?「大和魂」とは何かも知らない、未だ30にもならない若い奴に、そんなことを言わせたのか!
 部屋の親方か、その辺に群がっている「脳タリン連中」が言わせたに違いない。
 戦前・戦中、「大和魂」と言うキャッチフレーズに踊らされて、どれほどの若者が戦場に狩り出され死んで逝っただろうか。
 昨今、急激な右旋回の世の中で、とうとう「大和魂」までが復権するようになったか。その新大関が健闘でもすれば「大和魂で勝った!」と拍手喝采するのだろう。
 「大和魂」などと言う島国根性のケチな了見は、手垢に汚れた相撲取りの世界だけに留めて置こう。アスリートたちは「スポーツマン・シップに則り、正々堂々と闘います」と、”世界に胸を張って”宣言し頑張ってほしい。