東京の同級生が「心臓の具合が悪く、手術をするよ」と言って来た。

 8月も終わりが来ていると言うのに一向に涼しくならない。
 便りをくれる同級生もめっきり少なくなった昨今、その少なくなった同級生の中で時候の変わり目などには決まって便りをくれるのが、「心臓が悪くて手術をすることになるだろう」と言って来た。
 心臓の手術と言えば、心房中隔欠損症の手術を受けた妻が、麻酔から覚醒することもなく逝ってしまったが、そんなこと彼に話せないから「手術が大成功に終わることを祈っている」とだけハガキに書いて、先ほど投函してきた。「よもや、あいつがボクより先に逝くことはない!」と信じている。
 今日はプールの日、間もなく出掛けなくては。
 冷蔵庫にストックがなくなったので、プールの帰りに買わなくてはならないものを書き出したが、「そのメモを忘れるでないぞな、もし」。