秋雨です。こんなときは「ブラームス:クラリネット五重奏曲」。

 昨日、大野城天守閣を背景にしたミシェールのアップです。

 雨は夜半過ぎから降り続き、朝のウォーキングの折は上手い具合に雨は止んでいて、家の近くまで帰って来ると、またポツリポツリと。
 朝の一連の行事が終わり、いつもの専用ボックス席に座って取り出したレコードは、「ブラームスクラリネット五重奏曲(ロ短調)」
 管楽器ではボクはクラリネット。包み込むような柔らかい音色がいい。「モーツアルトから1曲を選べ」と言われれば、「レクイエム」と言う人が多いでしょうが、ボクは「クラリネット協奏曲」。
 ブラームスの中で最もブラームスらしいと言えば、この「クラリネット五重奏曲」じゃないかな。聞こえるか聞こえないかの秋雨の微かな音を聞きながら、悲愴感に溢れ、気高く、静謐な諦観の響きに耳を澄ませば、法悦の心地して。