グリーグとは思えない、雄渾にしてゴージャスなP協奏曲を聴いた。

 「北欧の音楽でも聴きましょうか」と、抽斗式のCDケースから目を瞑って取り出したら、
グリーグ:ピアノ協奏曲』。

 久しぶりに聴いたが、「これグリーグか」と思うほど絢爛豪華な音響に包まれて、ゴージャスな気分になった。聴く度に新鮮な感動を覚えるものを名曲と言うのなら、まさしく「グリーグ:ピアノ協奏曲」は名曲だろうな。
 我が侘しい夕食が豪華版に見えて、『これぞ芸術の力なり』と、ハッピーな気分で箸を置いたところである。