積雪は25cmを超え、ロシア原産のミシェールも寒いか丸くなっている。

 

 勾配の急な屋根から積もった雪がズリ落ちる音に、ミシェールは怖がってボクに体を摺り寄せてくる。近くに変電所があるせいか、雷が発生すると凄い雷鳴と地響きで、ミシェールはこれも怖い。夜中に稲妻と雷鳴が轟くと、ボクの寝室のドアの前で「中に入れてくれ」と、うろうろする気配がするので中に入れてやる。すると安心するのか、直ぐ寝息を立てる。
 来年の2月が来るとミシェールは満6才になるが、年々怖がりになり甘えるようになり、雪道には大張り切りするのに、今頃は陽が差していないデッキには出ようとしないし、デッキにいて日が翳り寒くなってくると、「中に入れてくれ」と大層寒がるようになった。
 ロシア原産のボルゾイは寒さには強い筈だが、シャギーの上に更に毛布を敷いているが、長い体を折り畳むようにして丸くなっている。まだ老成するには早過ぎるように思うが。