雪吊りを怠ったため、可哀相に庭木が酷い姿になっている。

 昨年、雪が来る前に庭木の雪吊りをしなっかたため、山茶花は満身創痍で酷い姿になっている。

 それでも5本ある山茶花のうちの1本が、一輪の赤い花を付けている。写真を撮って、ボクは「有難う、ご免ね」と深々と頭を下げた。

 庭の雪解けが進み、次から次へと庭木の惨状が現れて来るかと思うと、胸が締め付けられ息苦しくなる。
 昨冬の小雪から、今冬は雪吊りをしなくていいだろうと考えたのが大間違い。僅かな出費を惜しんで、庭木たちに取り返しのつかない酷いことをした。こちらに移り住んで18年、初めての大失態である。命あるものへの「労わり」の気持ちが、どう弁解してもボクには欠落している。78にもなって情けない。