西側の寄棟からずり落ちた屋根雪が、とうとう庇から離れた。春を実感して嬉しい。

 昨日、西側の屋根雪は未だ庇にへばり付いていた。

 昨夜遅く地響きを立てて崩れ落ち、今日は庇から離れている。

 ボクはずり落ちた雪が庇を離れたのを見ると「春が来たな」と実感する。
 今朝ミシェールとウォーキングする道には、うっすらと雪が積もっていて、小動物が横断した足跡が幾つも残っていた。その足跡を見やると、雪の田んぼを横切って杉林の中に消えている。
 ボクは彼らの足跡を見ると、「こんな深くもない山里に猟銃を持ってやってくる、無情な連中から逃れて元気に生き延びているな」と嬉しくなる。数年前までは足跡の匂いを嗅いでいたミシェールも、今では「いつもの連中だな」と見向きもしなくなった。
 昼過ぎ、メール・ボックスにGREENPEACEから『チェルノブイリ原発事故から25年』というリーフレットが届いていた。その中に、4月10日と24日の統一地方選挙の立候補者に対して、『あなたはエネルギー供給について、「石炭による発電」・「原子力による発電」・「自然エネルギーによる発電」のうち、いずれを主要な政策としますか』という、アンケート調査の往復ハガキを発送する依頼文が同封されていた。切手を貼って、メッセージを添えて、必ずや投函しますとも。
 あれから25年か。今また日本でも福島原発が容易ならざることになっている。
 ボクは化石燃料の灯油を使うのがイヤでエアコンに切り替えたが、気が付けば北陸電力原発である。精一杯、厚着をして出来るだけ暖房しないようにしている。倹しい年金暮らしの我が家を、一日も早く太陽光等の自然エネルギーに切り替えたい。