3月31日の朝まだき、未だ雪消えやらず山里は靄の中

 ここは名のみの春。残雪の中で朝靄に煙る山里です。

 例年、4月になると我が家の庭から雪は消え、雪囲いを取り外して、明るい陽射しの中で春の喜びにわくわくするものだが、今年は何時になったら雪は消えて無くなるのだろう。
 宮勤めをしていた頃は今日は年度末、過ぎ越し一年を総括したもの。今はその感慨もなく単なる通過点でしかない。未だ雪の消え残る山里で、あの頃を懐かしく思い浮かべている。