夏が終焉しないうちに、稲刈りが終わろうとしている。

 この辺では、未だ刈り入れされていない田圃は、半分ぐらいになってしまった。
 夕方のウォーキングの途中、道端で機械の後始末をしてる若者に
「今年の刈り入れは例年より早いんじゃないか」と話し掛けると、「いえ、何時も通りですよ。早稲と中手は終わって、残っているのは晩生だけになりました」と言う。
 「早稲と中手と晩生の刈り入れの間隔は、どのくらいかね?」と訊こうとしたが、「ボクの生活とは何の関係もないか」と聞かずにおいた。
 昨日、遠い昔の入社試験のことをブログにしたが、今日は入社したばかりのグリーン・ボーイの頃、新入社員ばかりの飲み会で、
「オイ、哲学専攻のお前さんが、この技術系の会社に良く来たな」とからかわれて、
 「ボクの成績で入れそうな会社は、ここしかなかったんだよ」と、大笑いになったことを懐かしく思い出している。
 入社して32年、あちこち生々流転して55才の定年を迎え、出先機関への転出の斡旋も辞退して退職。その前年に子供たちは就職していたが、その頃、学生が最も入社したいと希望する会社の1,2位を、東京海上火災と競っていたのだから、変われば変わるもの。時代の変遷と申すべきでしょうか。
 台風が四国か近畿に上陸するとか。災難でなく秋を連れて来いよな。