濃霧の空に、飛行機雲がくっきりと写っている。

 朝7時前、ミシェールとウォーキングから家の前まで帰って来ると、濃霧で太陽も霞んで東の集落は全く見えず、そこいら中が何となく神秘的な雰囲気。慌ててカメラを持ち出したが、ぼんやりと薄明かりの左上の端に飛行機雲がくっきりと写っている。小松空港を飛び立って何処へ行くフライトだろう。

 今日は週2回行くスイミング教室の、第2回目の日。先週と変わらぬメンバーと、プールの中で色んなことをする。肩まで沈めて、腿を高く上げて前進したり後進したり、水の抵抗を感じながら両腕を揃えて左右に水平回転させたり、ペアになってボールを右手で投げたり左で投げたり、これらを目まぐるしく変化するインストラクターの合図に合わせてやる。浮力があるから出来るようなもので、水の抵抗があるので結構ハードである。
 水中運動の後で、「フローマシン」のスクリュー回転から発生する「超音波」と「流水」をプールの中で浴びる。「効能書」には幾つかの効果が列挙されているが、未だ2回目のボクには感じるものはない。
 とに角、50分はあっと言う間に過ぎ去ってしまう。そしてプールから上がると何と体の重いこと。心地いい疲労感もあって、五十肩を直したいと言う即物的は効果を期待しているが全身の機能回復のためにも、「これは少し続けてみましょう」と言う気になっている。