ヘッセは「モーツァルト:ピアノソナタ第7番」を聴いて床に入り、その翌朝永眠している。

 少し前、ブログに『ヘッセの手紙』の一節を紹介したら、読書好きの女性から「私も買って読みましょう」と言う
コメントをいただいた。ヘッセを読む人がおられると知って、ヘッセをこよなく愛するボクは嬉しい。
 ヘッセは、85才になった1ヵ月後「モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番(K309)」を聴いて就寝し、その翌朝、永遠の眠りについている。
 いただいたコメントを思い出し、ヘッセの最期に想いを寄せて、アンドラ−シュ・シフが弾く「ピアノ・ソナタ7番」のCDを取り出した。モーツァルト20才前後のピアノ・ソナタを、ヘッセはどんな想いで聴いて長い眠りに就いたのでしょう。
 ヘッセの新刊をアマゾンで検索すると、フォルカー・ミヒェルスが編集する"Hymn to Old Age"を予約受付をしているのでオーダーする。読後の感想など、またブログで紹介しましょうか。
 ミシェールが机の前に腰掛けてるボクの足元に来て、黙って蹲る。時計を見ると1時前、昼の散歩の時間なのである。「さぁ、それでは行って来ますか」。