"Under the water,On the rock resting,The fallen leaves."この元の俳句をご存知でしょうか。
昨夜からの雪は50cmの積雪となる。エントランスのスロープに、ボクとミシェールが横に並んで通れるように1m幅ほどを除雪し、車が出せるようにガレージの前に堆積していた雪も取り除いた。
これで、今日届く筈のドッグフードの搬入も容易になるだろう。
デッキの上にも6−70cmの雪が積もっているが、デッキの外へは1m高の柵越えに除雪しなければならない。未だに痛みが続く五十肩の原因は、この除雪にある。いずれは排除しなければならない積雪を、少しずつスコップで掬い上げてはデッキの外へ。
所要時間、トータル2時間と少々。もうボクの体力の限界である。雪は峠を越えたとかで、これで明日は車に乗って年内最後のスイミング教室へ行くことができる。
昨夜、鈴木大拙の「禅と日本文化(英語原典版)」に、こんな俳句を見た。
Mizu soko no
Iwa ni ochituku
Kono ha kana.
芭蕉の弟子の句だそうだが、ボクの知らない人。大拙がこの句を英訳している。
「庭や屋根の上あちこちに落ちた落葉が、とうとう流れの水底の岩の上に安住の地を見付けたかのごとく、身を休めているよ」と言うのだろうか。
やがてその落葉にはどんな行く末が待っているのでしょう。そんなこと誰にも分かりはしない。
でも今は水底の岩の上で安らかである落葉に思いを馳せるこの人は、未だ落ち着く先もなく、あちこちと彷徨うのだろうか。
ボクは、この世の「仮の宿」で日々安らかであろうか。