暗くて寒い「成人の日」。夕べNHKが放映した「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」に触発されて、朝からシベリウス漬けになっている。

 朝6時、いつもの散歩道の上に大小の動物の足跡が残っていた。前後に並んで歩いていたらしい。親子の狐だろうか、足跡は同じところから林の中へ消えていた。
 新雪の中を歩くミシェールの肢の指の間には雪が挟まり着いて、心得たミシェールは順番に肢を後ろに挙げてくれるが、簡単には取れない。「どうして、どうしてこうなんでしょうね」と、ブツクサ言いながら取り除く。
 夕べ、滅多に見ないNHK・TVで、ヘルベルト・テンシュテットの指揮で、日本の女流ヴァイオリニストが「シベリウス:ヴァイオリン・コンチェルト」を演奏していた。それに触発されてか朝食をしてから、ずっとシベリウスを聴いている。


 今日は一日、シベリウス漬けですね。
 ボクは北欧には一度も行ったことがない。
 死ぬまでに東欧からフィンランド・ノルウエーを巡り、アフリカのキリマンジャロを見に、バック・パッカーとして徘徊したいボクの夢は、もう適ないませぬか?
 思い立ったら走り出したものだが、思案するようになってはオシマイでしょうか?