「NHKさん、こんなクラシック・ファンの嘆きを聞き給え」(2)

 2月も過ぎて、この寒さと大雪は何としたことでしょう。
 5時頃に除雪された道路の上には、ミシェールと散歩する6時半を過ぎた頃は、もう10cmくらいの新雪が積っている。ふわふわと新雪の積もった道路に、注意してないと滑りそうになる。雪の下で道路が凍結しているのだ。明日は「節分」で、明後日は「立春」と言うのに。
 『TVを観ずFMの音楽番組を聴くだけに聴取料を払っている、音楽ファンの嘆きを聞いて下さいよ、NHKさん!』
 『気ままにクラシック』という番組、まだ続けるのかい?
 関西訛りの落語家か何か知らんが、「ホイホイ」と合いの手を入れる、あんな面白くも為にもならない、アホらしい番組を何時まで続けるかね、国営のNHKさん。
 クラシック音楽を聞かせる番組までが「お笑いブーム」はないでしょう。
 この番組は、くだらない駄洒落を聞かせるのか、音楽を聞かせるのか、どちらが本意なんです?音楽は長くて10分とは続きませんね?短い曲ばかり、少し長いとブツ切りにして駄洒落を聞かせる。
 クラシック音楽番組に、お笑いタレントがツナギを入れるのを百歩譲りましょう。ただ音楽をプツンプツンと切り売りするのだけは、止めて欲しい。音楽を冒涜している!
 番組の編成上、長い曲の或る楽章だけに止めたいこともあるでしょう。そんなときは「長い曲なので。今日は○○楽章だけを聴いていただきます」と断るべきでしょう。それが聴くものへのエチケットであり、作曲家への敬意と言うものでしょう。
 『ピアノを弾きながら喋る』番組があるな。アレ聴く人がいるのかね。
 日に10時間を超える練習に明け暮れ、それを何年も続けて「まだ一人前ではない」と、陽の目を見ないでいるピアニストが大勢いる。
 喋りながら弾くピアノの音なんて、演奏なんて言えるかね。人様に聞いていただけるものではないだろう。また、ピアノを弾きながらお喋りして、碌な話が出来るわけがないじゃないか。
 果たせるかな、喋りながら弾くピアノはチャラチャラ、ピアノを弾きながらの話もチャラチャラで、とてもじゃないが聴いてはおられない。
 ピアノを弾くなら、心を込めて思いの丈をピアノにぶつけて欲しいし、お喋りをするときは聞く人の心に届くように話して貰いたい。
 クラシック音楽番組のPOP化なんて、ご免だなァ。