ロシア原産のボルゾイが、凍結した道路で何度も滑っている。

 今日は立春。そんな暦には関係なく、今朝も1mを越える積雪の上に雪降り止まず、そこいら中がコチコチに凍っている。
 6時の散歩の折は。凍結道路の上に残る除雪車のカタビラの跡を歩くようにしている。カタビラが残す凹凸が、その上を歩くボクの滑り止めの役目をしてくれる。
 ところがボクの左サイドを並んで歩くミシェールは、道路端の凍結した道路に降った新雪の上を歩くので、何度もツルット滑っては「オレ、何でこうなる?」という顔をしてボクを見上げる。「お前、四つ足だろう、それでも滑るか?」と話ながら、一人と一匹が繋ぎ合って、ヨチヨチと帰って来た。
 雪が小降りになったらプールへ行くか、思案中である。