6月と白内障にも「お別れ」して、気分を一新しましょう。

 明日から7月。2012年も半分が過ぎようとしボクの生存期間は更に短くなったが、「死ぬまでは生きていたい。屍のようには生きていないぞ」と、白内障も乗り越えたし、気分を高揚させて「老いらく」を輝かせてみよう。
 昨日は手術してから12日目。ボクの目を覗き込みながら、「緑内障は問題になる程には進行してませんが、念のため1ヶ月後にハンフリ検査をしましょう」と主治医が言う。白内障の手術は成功し緑内障も軽い程度だと聞いて、ここ数ヶ月ボクの上に漂っていた暗雲が消え、俄かに元気が湧いて来た。
「健康を損ねる」つまり「病気する」とは「気が病むことなり」と、つくづく思う。自分が書いたブログを読み返えしてみても、それが判る。まるで死刑囚の独白みたいで生気が感じられない。こう言うのを「生きる屍」と、まさにボクが忌み嫌って来た姿そのものである。
 朝9時、梅雨とは思えないほど晴れ渡った空の下、好きなシャンソンでも聴きましょうかと、コラ・ヴォケールが歌う『サクランボの実る頃』を連続演奏にして聴き続けていると、昔の女友達と話がしたくなった。こんな気分になるのは何年振りのことでしょう。