三ヶ日は「あっ」と言う間に過ぎて、凍て付いた4日の朝6時 ミシェールと歩いて来た。 

 雪が止んだ6時過ぎ、凍て付いた道を滑らないように注意しながら、除雪車のカタビラの跡を恐々歩く。四つ足のミシェールでも時々「つるっ」と滑べるので「お前も滑るか?」と言いながら、いつもの倍近くかかって帰った。
 4日と言うのに餅が残っているので雑煮にして、「昔なら、今日は初出勤の日だな。息子も今頃は会社に出掛けたか」と独り言。外は前が見えない降りしきる雪です。
 スピーカーが修理のため不在で、暮れからインターネット・ラジオの音楽をヘッドフォン聴いているが、
バッハ・モーツアルトラフマニノフなどの専門の局があって、この音源にも大分慣れた。
    
    
 届いた何通かの賀状に返礼を書くとしましょう。長い間「こんなもの虚礼だ」と思って来たが、年老いて独り山の中にいると、決まり文句の賀状も「娑婆からの便りだ」と嬉しいもの。