夢は持ち続ければ必ず適うものです(1)。  

 寝違えた首の痛みが大分よくなったら、今度は差し歯していた前歯がグラグラ。固いオカキを前歯でバリバリと噛み砕いたらテキメンこの始末。「こんな固い物をバリバリやると歯を傷めるぞ」と気付きながら、バリバリ音を立てて噛み砕く快感を御しがたく、最後まで平らげた報いである。
 毎日のウォーキングと体操を怠らず、週2回のプール通いを始めて2年が経つが、齢80を数えると体のあちこちにガタが来るのは、自然の条理と言うものか。こんなガタガタになっても「女が恋しい」などと、よく言うぜなもし。
 先日、ボクより大分若い方からコメントをいただいた。
「到底適わぬと分かっていながら、将来の晴耕雨読の生活を夢見て、懸命に仕事に取り組んでいる」とな。
 80になるボクは自信を持って、こう言います。
「男は夢を持つこと。そして持ち続けた夢は必ず適う!」と。
 奇想天外でグウタラな夢は論外ですが、「将来ボクはこうしたい」と決めた夢は、持ち続けれさえすれば必ず実現します。失くさず持ち続けることです。
 ボクには若い頃から二つの夢がありました。
 都会生まれの、転々と狭い社宅住まいをして来たボクは、将来は静かな自然の中で、好きな音楽を誰に気がねするすることなく聴ける、広いリスリング・ルーム付きのログハウスを建てること。さらに、外国にも家を持ち日本とあちらに住み分けて、国籍など超越した地球と言う星に棲む地球人として、グローバルに生きていたいと言う夢です。