モーツァルトに癒され、ヘッセに励まされて。

 今朝も何時ものように6時起床。前の夜8時にベッドインしようが夜更かしをしようが、決まって6時には目が覚める。
 起きて最初にすることと言えば、祭壇を開けて妻に「お早よう」を言い、花瓶の水を換える。それからミシェールと散歩を30分、帰ってから体操を30分、これは欠かしたことがない。朝食はお決まりのトーストにリンゴと牛乳。朝の一連の行事が終わって、PCの前に腰掛けてコーヒーを淹れると、8時を回る。
 一昨日届いた「アバドモーツァルト」をかけて、コーヒーカップを手元に引き寄せる。この間からコーヒーはコスタリカ。酸味が利いて淡白、少しブラジルをブレンドすれば苦味が加わり、ボクには最高のモーニング・コーヒーである。
 新しい録音のモーツァルトは音響の粒立ちよく、真に鮮やかなモーツァルトである。若さに満ち溢れた心地よい楽章は、長時間のCDでも「あっ」という間に終わりになる。
 モーツァルトを聴きながらヘッセを取り出した。

  When the very young,with their superior strength and their innocence,laugh at us
behind our backs and mock our hobbling gait,our few white hairs and our scraggy ne
cks,then we remember that once we have the same strength and innocence and also sm
iled,and we do not see ourselves as inferior or vanquished,but rejoice that we ha
ve grown out of this phase of life and have now become just a little wiser and ali
ttle more patient.      from "Hymn to Old Age".

 ボクのブログに目を通して下さる方は、ボクよか英語の堪能な方ばかりで、下手な和訳は致しません。もし英単語でお忘れのものがあれば、ご免なさい、辞書を引いて見て下さい。辞書を引くことは老人ボケの予防になるとか。
 若者が私たちのギコチナイ歩き方や白髪を冷やかすなら、私たちも昔は無知で、年寄りを冷笑したことを思い出そう。そして優越感をもって我々は賢くなり辛抱強くなったと考えようと、励ますヘッセです。