近頃、悲憤慷慨するようなことが起きるな。

 電気柵による感電死事故、これは殺人じゃないのか!?
 柵の設置者には殺人罪が適用されるべきではないか。こんな危険なもの放置して事故が起きるまで気が付かない、警察や監督官庁に何の責任もないのか!?
 動物の棲むテリトリーをどんどん侵食し、彼らが人里近くまで餌を探しに来なければならなくしたのは人間じゃないのか!?
 作物を荒らされまいと、電気を流した鉄線で張り巡らす非情な発想は、何処から生まれたのか!?人の命や動物の命は、尊厳を持った掛け替えのないものだとする意識が、近頃の人間に欠落してやしないか!
 ボクの近くの田圃にも電流を流す柵が張り巡らされている。20cm角の小さい蓄電池で大した電流は流れてないだろうが、どんな微弱な電流にも過敏に反応する人はいるものだ。こちらに移住して20年になるが、ボクはずっと気になっている。
 報じられたところに拠れば、夜だけ通電していたが、その日は日中の電気を消し忘れていたと。そんな程度の安全対策でいいのか。安全装置の設置もされていなかったと言うではないか。
 これは立派に殺人罪が適応されるではないか!
 未だ監督官庁から釈明の一つも聞いてないが、そんなことでいいのか!
 今は世をあげて、人命軽視の無責任時代なんだな。

 悲憤慷慨し切歯扼腕しているが、こんなこと無駄か!?