東京五輪のエンブレム、限りなく黒に近いな。

 ボクは初めて二つ並べて比較されているエンブレムを観たとき、「これはヤバイ!」と感じたなぁ。
 パッと見の美的感覚上のことだが、「これはよく似ているな」はなく「こんなユニークなコンセプト、日本的ではない」と、直感的に想ったものである。
 日本の関係機関が何と言おうと、日本の製作者とされるデザイナーが「盗作でした」とゲロするわけがなくシラを切り続けようとも、国を挙げてお神輿を担いだ連中が「言いがかりもいい加減にしろ」と大合唱しようとも、ボクは限りなく黒に近い、真っ黒だと想っている。
 感覚上の話であって、ボクに何の根拠があって「クロ」と決め付けているのでないが、こんな「瓜二つのもの」を見せられて「共にオリジナルなものだ」とは、半世紀以上にわたって美術・工芸に慣れ親しんで来たボクの美的感覚は、とてもじゃないが信じない。
 国立競技場といい五輪のエンブレムといい、大きく出足で躓いたな。5年先に始まる東京五輪、この先どんな問題が待ち構えていることやら!?。