「船員バッグ」みたいな、シープレザー製のショルダーバックが我が家に来た。

 長いこと探していた、お洒落でキュートな「船員バッグ(sea-bag)」風のショルダーバックが、とうとう我が家にやって来た。
 嬉しくて部屋のあちらこちらに置いて写真を撮った。

 チェスター・フィールドのソファーの上に置いてみた。
         
 ピアノの上に置くとこんな具合。
         
 電話機の横に並べて見ると。
         
 ノルウエー製のリクライニングチェアの上でも遜色がない。
         
 春になったらバイクに乗って出掛けようかと。
         
 色はチョコではなく軽くて明るいキャメル色が欲しかったが、売れ切れてもう製造していないと。残念だがチョコ色で辛抱するしかない。
 週に2回プールに通っているが、早速、水着やバスタオルを入れて出掛けましょう。独り暮らしのボクはショッピングに行くが、財布だの免許だのキーなどを入れてショッピングカートを牽いて行けば、ダンディなショッパーだと言われるだろうな。

 なによりもボクは何年か滞在していたパリの下町を、バッグを肩にしてブラ歩きをしてみたい。モンマルトルあたりにはズック袋の船員バッグを担いだ連中が大勢いるが、ボクの革製のバッグはパリジャンたちの注目を集めるだろう。
 芭蕉ではないが「ボクの夢はバッグと共にパリーを駆け巡っている」。この稚気を見失うことなく何時までも持ち続けていたい。